2010年5月27日木曜日

クラウドソーシング・ツール (4)

今日は、Google App Engineの活用について、記述します。
対象者は、プログラムは書けないけど、簡単なWEBデザインができる人です。
今まで、レンタルサーバなどを使わないとインターネット上で、自分が作成したWEBページを公開できませんでしたが、Google App Engineを使用すると、広告なし、無料で自分のWEBページを公開できます。イベントなどで暫定的に使うには、最高のツールです。

Google App Engine」とは、Googleがプログラマ向けに無償(システムリソースを一定以上使用した場合は有償)で提供しているWEBサーバおよび開発環境である。
というと、プログラマでない人には、非常に難しく感じるかもしれない。イベントでどのように使えばよいのか?

レンタルサーバとして使えばよいのである。
イベント当日用にデザインしたWEBサイトをプロジェクタで表示させたり、twitterでUSTなどで視聴している人にみていただく、といった方法がある。
WEBデザイナーの方(HTML、CSS、JavaScriptを使いこなせる方)は是非、Google App Engine を使ってサイトを構築されると、無料で簡単にできる。
Google App Engineのインストールは、このドキュメントを参考にしていただきたい。(ただし、最終章の■Loggerの使い方は、無視して構いません)


Eclipse上でプロジェクトを作成後、プロジェクト名(ここでは、「twicase1000」)の直下に「war」というディレクトリがあります。
この直下に、index.htmlというファイルを置き、デプロイ(上記ドキュメントの「■プロジェクトのApp Engineへのデプロイ」を参照)すれば、下記URLから作成したHTMLの内容を確認できます。

「http://作成したGoogleAppEngineの名前.appspot.com/index.html」



また、「war」直下に、「tw1000_tyo」というディレクトリを作り、その下にindex.hmlファイルを置いた場合は、下記URLから作成したHTMLの内容を確認できます。

「http://作成したGoogleAppEngineの名前.appspot.com/tw1000_tyo/index.html」

CSSやjavaScriptも同様に所定のディレクトリに置いてパスを通せば問題ありません。

GoogleAppEngineは、プログラムを書くための環境であるため、とっつきにくい印象がありますが、WEBデザイナーさんにとっても便利なツールになります。





2010年5月22日土曜日

クラウドソーシング・ツール (3)

今回は、(3)実施要綱とりまとめについて記述する。

結論から申し上げると

下記3つのツールのメリット・デメリットを記述する。

・ wiki
・ ML
(らくらく連絡網)

(1)wiki

グループで使う場合、基本的にWikiは個人の意見を反映する場ではない。チーム内で出た結論や議事録をまとめた掲示板である。
以前は、ITエンジニアがプロジェクト内の情報共有で使用していた。
最近は、「@wiki」や「livedoor Wiki」など様々なものがある。
無料でWikiを使用する場合は、こちらのサイト「無料Wiki比較」でまとまっているので参考にされるとよいかもしれない。

Wikiのメリットは以下の通り。

・ 管理者が承認した複数人で編集できる。
・ ページ構成を自由に決めることができる。
・ Wikiの記法を習得すれば、フォントの変更、表の作成、画像の貼付けなどができる。

また、自分で構築したサーバーを使えば、Wikiで下記のことも可能。

・ ファイル(pdf,microsoft office文書など)をWikiにアップしてリンクを貼ることができる。

一方、Wikiのデメリットは以下の通り。
・ blog、twitterと比較して知名度が低い。
・ 使い慣れるまでが大変。特に、既にある程度のコンテンツがあるWikiを初めて編集する場合、勇気が必要。
・ 複数人で編集する場合、編集ルールを取り決めておく必要がある。


個人的にオススメするのは、Google Siteである。

Google Siteを使用する場合、blogを書く感覚で、ページを作成したりリンクを貼ったりすることができる。
実際、blogをやったことのない方でもスムーズにページ作成、ページ編集していただいている。
しかも、広告がない!自分で稼ぐためにGoogle Adwordsを入れることもできる。

もちろん、HTMLを使える人は、よりリッチな表現が可能だ。
他のgoogleのサービスとも連携可能みたいである。

Wikiを使用する場合は、Google Siteを是非オススメする。

(2)ML

ML(メーリングリスト)は、チームメンバーにEメールを使用してチーム内のメンバーに一斉に通知するものである。Eメールを使用しているため、様々な使い方をすることができる。

無料で使えるML「らくらく連絡網」もMLに含まれる。

MLのメリットを以下に示す。

・ 管理者以外は、使い方が簡単である。
・ 企業内など既に多くのところで使われているので、多くの方が使い慣れている。
・ メールのタイトルにメーリングリストと通し番号が記載されているため時系列の把握ができる。

デメリット

・ 大人数でやると、メールの返信だけで人数分となってしまい、何が重要なメールなのか判断がつかない。
・ 議論が必要な場合、テーマに沿ってメールをまとめることができない。
・ 無料のMLの場合、メール文面の上下に広告文が掲載される。

以上になります。
何か、Googleの宣伝になってしまい申し訳ありませんが、次回はイベント当日に使用するツール「Google App Engine」を紹介します。開発者でなくて、デザイナーさんにとってもGoogle App Engineは非常に有効なツールです。

つづく...



2010年5月19日水曜日

クラウドソーシング・ツール (2)

告知's以外の「告知・申込ツール」

(1)form-mailer(http://www.form-mailer.jp/)

twitter活用事例1000(通称:ついせん)東京会場」では、申込フォーム自体は、「告知's」ではなく、form-mailerを使用した。理由は下記の通りである。

・twitterをやっていない人で、普段PCを使っていない人は多いのではないか。携帯電話(主要3キャリア)からも申込ができるようにしたかった。(告知'sでは携帯電話からの申込が不可能)
・PCと携帯電話の申込フォームを統一したい。申込フォームが統一されていないと参加者管理が面倒である。
・無料で5つまでの項目を自由に作成することができる。
・氏名、メールアドレスなどの項目に対する入力チェック機能が既に実装されている。
・sslを使用して申込が可能。(最低限のセキュリティが担保されているという印象を参加者に与えることができる)

一方、form-mailerを使用するデメリットは下記の通りである。

・iPhoneなどのスマートフォンに対応していない。iPhoneでform-mailerから申し込むことは可能だが、PCと同じ画面となるので、操作しにくい。
・リストなどで参加者管理をするのが面倒。申込時のメールを主催者が一つ一つまとめてExcelなどで管理する必要がある。

form-mailerから申込むと、イベント主催者側で登録したメールアドレスにメールが送られる。
イベント主催者側で登録するメールアドレスは、できればフリーのメールアドレスでないものが好ましい。
フリーのメールアドレスだと、連絡事項などを参加者に通知すると「迷惑メールフォルダ」に置かれる可能性が高いからだ。

やむおえずフリーのメールアドレスを使用する場合は、Thunderbirdなどのメール振り分け機能があるメーラーで管理することをオススメする。(Microsoftのhotmailなどは、自由にフォルダを作成できないためオススメしない。フリーメールを使用する場合は、個人的には、gmailを使用するのがベストかなぁと思います。)

(2)tweetvite(http://tweetvite.com/)

tweetviteを使用するメリットは以下の通りである。
・twitterを使っているイベントの参加者からみれば、最も気軽に参加できるツールである。
・知り合いで少人数(10名以下)のイベント(勉強会など)をやる場合は、ベストな選択肢である。

tweetviteを使用するデメリットは以下の通りである。
・twitter利用者でないと使用できない。
・「maybe」という曖昧な選択肢が存在する。イベント主催者側としては、参加人数の把握が難しい。
・キャンセルしたり、欠席から参加に変更しても主催者側に通知がいかない。(参加者が50人超えると管理が難しくなる。)

最後に、申込フォームで紹介した3つのツールの一覧を表にまとめると以下のようになる。

(○:可能、×:不可能)

イベント、勉強会の人数、費用に応じて上記ツールをうまく使いこなしていきたい。
また、今後はスマートフォン含めて主なデバイスの画面に対応できるITツールが無料で増えることを期待したい。






2010年5月14日金曜日

クラウドソーシング・ツール (1)

このブログは、あるイベント(「Twitter活用事例1000」通称:ついせん)のスタッフをやった経験を基に、twitterなどのSocial Media を使用して50人から100人のイベントを実行するためのツールに関して、記述します。

先日、記述した「ついせん東京書記ストーリー」とは違って、イベントで使用したITツールを中心に考察します。クラウドソーシング事例としてのついせん全般について、知りたい方は、ついせん大阪座長渋谷高広(@TakahiroPEJp)さんのこちらのブログをご覧下さい。

twitterなどのSocial Media を使ってイベントを催行したい方に参考にしていただければと思います。

50人から100人規模のイベントを実施するためには、大雑把には下記流れに沿って進みます。

・イベントのアイディア出し
イベント実施要綱とりまとめ
イベント告知・申込
・イベント内容スケジュールとりまとめ
・イベント当日
・イベント振り返り

この中でITで使用するツールに関して下記のように分類します。

(1)アイディア出し
・twitter
(2)告知・申込
・告知's
・form-mailer
・twtvite
(3)実施要綱とりまとめ
・wiki
・ML
・らくらく連絡網
・google doc
・google group
・google buzz
(4)当日
・Google App Engine
(5)振り返り
・blog
・google group

上記青太字は、実際に試したものです。

今回は、(1)アイディア出し、(2)告知・申込の告知'sについて記述します。

(1)アイディア出し
アイディア出しに関しては、現地点では、twitterが最高のITツールです。理由は、単純。多くの人が、気軽に投稿しているから。みなさんも熟知されているので、ここではアイディア出しに関しては、これ以上何も申し上げません。

(2)告知・申込
イベントをやる際に、避けて通れないのが、告知・申込です。
イベントの内容は、140文字ではとても伝えられません。
何らかのWEBで告知する必要があります。

そこで、無料で大概のイベント告知ができるツールが「告知's」です。



(注)上記画像をクリックすると、告知'sでの実際の画面に遷移します。

告知'sを使用するメリット・デメリット
告知'sを使用するメリットは以下の通り。
・ 無料である。
・ イベントの概要をテキスト形式、HTMLの好きな方で記述できる。
・ 主催者のイベントの申込状況に応じて、「締め切り」、「申込中」、「準備中」などのステータスを変更できる。
・ イベント開催に必要な項目欄が既に用意されている。
・ twitterのtweetを右側に掲載することができる。(ついせんではハッシュタグの検索結果を掲載した。)

一方、告知'sを使用するデメリットは以下の通り。
・ 画面の右上、下部にバナー広告が掲載される。
プレビュー画面がない。特に、既に申込を開始した後に内容(HTML)を修正したい場合、慎重に行う必要がある。告知'sをHTMLで編集する場合は、HTMLおよびCSSの経験がある人がやった方が無難である。(人がアクセスしない深夜・早朝時間帯に一時的にステータスを「申込中」から「準備中」にするなど運用対処は充分可能であると思われる。)
・ 携帯電話(スマートフォン含む)専用のWEB画面が存在しない。スマートフォンから申し込むことは可能だが、スマートフォン以外の携帯電話では無理

 参加者のライフスタイルを考慮して、「1.告知’sの申込フォームを使用する」か、「2.他の申込フォームを使用する」か判断する必要があります。「ついせん」イベントでは、「2.他の申込フォームを使用する」選択をしました。理由は、携帯電話からも気軽に申し込んでいただきたいからです。「ついせん」イベントでは、申込フォームは、form-mailer」を選択しました。(form-mailer」の考察・コメントは、次回します。)
PCの申込フォームを「告知's」に、携帯電話からの申込フォームは「form-mailer」を使用することも考えたが、管理が複雑になるためform-mailer」一本に絞りました。

【告知'sに記述する際の注意点】
告知's含めた申込フォームで最も大事なことは、ページを見たユーザがどのボタンを押せば申し込めるのかを分かりやすく掲載することだ。
開催概要より上部の「イベント概要」の記述は、開催概要の頭が出るくらいにできるだけ短くまとめる。そうでないと、申込者がどのボタンを押して先に進めればよいか分からないため。「ついせん」ではHTMLに工夫を施すことによって、画面の上部からも「申込はこちら」ボタンを追加した。本来はこのような使い方をすべきではない。イベント詳細に関しては、イベント概要欄にイベントの詳細を記述したブログのリンクを掲載するのがよいと考える。

次回は、「form-mailer」「twtvite」に関する考察をまとめます。

【参考】
告知'sのOS・ミドルウェア(2010/5/15現在)
OS : CentOS(フリーのLinux
WEBサーバ:Apache/2.2.3 Server